温暖化時計

2009年11月19日

Let‘s kiss & make up.」
英語はよくわからないが、涙が出て来た。
生まれた日に見た月と空を、忘れたつもりでも、夕暮れになると探してしまう。
脳には、自分で動かせられない部分がある。
少女は、親を選んで生まれて来た。

アマツバメのさえずりが響き渡る広場を中心に村人は暮らしていた。
アマツバメが渡れなかった海を、教授が渡って来た。
朝な夕なに、聞こえて来るのは波と風だけ。
お香で迎える伝統的な作法で、村人は教授を迎えてくれた。
神秘を感じた。

ホワイトボードに書かれた『アヴェ・マリア』。
教会は閉鎖され、今、歌うことはできない。
集会は禁止されていた。
音楽に、社会や政治を変える力はない。
しかし、音楽は個人の意識に作用する。
「ぼくたちの友人に生きる希望を与えてください。」
新しい町の建設に、村人はかり出された。
「今、私たちは、どこにいるのだろう。」
閉鎖都市を前に、教授は自問させられた。

三姉妹が暮らしていた町は、碧い海のように深かった。
朝の冷たい海は、平和な時代の終わりを告げていた。
「秋の子、時計の針を見るのをやめよう。」
迷宮都市ノバフタにシャーマンはいた。



Posted by グリーンワーク at 21:20│Comments(0)
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