グリーンワーク

世界は、変わるんだ。
精霊たちの声が聞こえて来た。
ぼくは、今、吟遊詩人に出会っている。

二度と後戻りが出来ない時代の真中で、

「静かに、静かに。

彼は死んではいない。
夢を見るために眠っているわけでもない。

自らが時代を照らす松明となったのだ。」

稲妻が光った。

ピケ隊の人間の鎖の中で、2本の弦をヒットさせる乾いたリフがメロディのように聞こえている。

かつて、プラハや、サイゴンや、カルテェラタンでも、人々を突き動かす衝撃があった。

『自由の火柱、輝かしく、頭上高く燃え立ちぬ。』

鎮魂歌だ。