コミュニティガーデンのサツマイモ
5月にコミュニティガーデンに植え付けたサツマイモの成長を報告します。

今年も、淡海環境保全財団(滋賀県地球温暖化防止活動推進センター)主催の『CO2ダイエットコンテストinおうみ』に応募しました。
CO2削減効果(CO2排出削減にどれくらい貢献できたか。(出来るだけ削減量とその根拠資料をしめす))
1.4~1.8mのつる植物で年間1.5kg平均でCO2を吸収します。
現在サツマイモを60本(収穫まで半年)栽培しているので、
1.5×60÷2=45KgのCO2を吸収します。
今年も、淡海環境保全財団(滋賀県地球温暖化防止活動推進センター)主催の『CO2ダイエットコンテストinおうみ』に応募しました。
CO2削減効果(CO2排出削減にどれくらい貢献できたか。(出来るだけ削減量とその根拠資料をしめす))
1.4~1.8mのつる植物で年間1.5kg平均でCO2を吸収します。
現在サツマイモを60本(収穫まで半年)栽培しているので、
1.5×60÷2=45KgのCO2を吸収します。
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グリーンワーク
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21:54
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温暖化時計
壁の前で、ゴンアリュウは消えた。
壁は、おそろしい沈黙の中にあった。
壁は、まるで磁石のように音もなく雲をひきつけて、その姿を閉ざしている。
サイキは、元通産省官僚を追っていた。
財界は、京都議定書の締結を飲む条件として、通産省と、「産業に『CO2削減』、つまり、エネルギーの使用を規制しない。」とする密約を取り付けていた。
日本のCO2排出の過半数を、上位200事業所が出している。
しかし、通産省指導で、産業界は『自由経済』の名の下に『自主規制という、無規制』を政府に約束させた。
この事実を国民に知らせないまま、通産省指導で、マイナス6%を家庭での省エネにすり替えてしまった。
政府はことさら、家庭での省エネ(省エネ製品の消費を求めたが、CO2削減ではない。)を強調しはじめた。
EUのような公共交通への移行や、自然エネルギーへの転換などの抜本的な温暖化対策を怠った日本は、クールビズや、打ち水大作戦など、的外れな温暖化対策に終始した。
その結果、産業はインフラ整備を進める諸外国をしり目に、戦後最長の好景気を維持したが、マイナス6%達成どころか、マイナス14%をしなければならない破目に陥った。
『アリとキリギリス』の例え話のごとく、本格的な温暖化対策を求められる2013年以降のポスト京都で、日本は自分の首を絞めてしまった。
こうした一連の元凶を画策した元通産省官省僚をサイキは追っていた。
この元通産省官僚は、すでに退官し、投資運用会社を設立したのち、インサイダー取引などで訴追を受け、一時、シンガポールに逃れていた。
そして、マスコミ取材に、「金儲けは悪いことですか?」の迷言を残して、忽然と姿を消した。
地下に潜行した元通産省官僚は、今度は『ノアの方舟』を画策している。
IPCCが温暖化を断定して2年後以降、世界は予測通り、感染症の拡大や、食糧不足におびえ出した。
壁は、おそろしい沈黙の中にあった。
壁は、まるで磁石のように音もなく雲をひきつけて、その姿を閉ざしている。
サイキは、元通産省官僚を追っていた。
財界は、京都議定書の締結を飲む条件として、通産省と、「産業に『CO2削減』、つまり、エネルギーの使用を規制しない。」とする密約を取り付けていた。
日本のCO2排出の過半数を、上位200事業所が出している。
しかし、通産省指導で、産業界は『自由経済』の名の下に『自主規制という、無規制』を政府に約束させた。
この事実を国民に知らせないまま、通産省指導で、マイナス6%を家庭での省エネにすり替えてしまった。
政府はことさら、家庭での省エネ(省エネ製品の消費を求めたが、CO2削減ではない。)を強調しはじめた。
EUのような公共交通への移行や、自然エネルギーへの転換などの抜本的な温暖化対策を怠った日本は、クールビズや、打ち水大作戦など、的外れな温暖化対策に終始した。
その結果、産業はインフラ整備を進める諸外国をしり目に、戦後最長の好景気を維持したが、マイナス6%達成どころか、マイナス14%をしなければならない破目に陥った。
『アリとキリギリス』の例え話のごとく、本格的な温暖化対策を求められる2013年以降のポスト京都で、日本は自分の首を絞めてしまった。
こうした一連の元凶を画策した元通産省官省僚をサイキは追っていた。
この元通産省官僚は、すでに退官し、投資運用会社を設立したのち、インサイダー取引などで訴追を受け、一時、シンガポールに逃れていた。
そして、マスコミ取材に、「金儲けは悪いことですか?」の迷言を残して、忽然と姿を消した。
地下に潜行した元通産省官僚は、今度は『ノアの方舟』を画策している。
IPCCが温暖化を断定して2年後以降、世界は予測通り、感染症の拡大や、食糧不足におびえ出した。
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20:23
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温暖化時計
「占い師は、壁の向こうにいる。」と、エコーが言った。
壁の前では、すべてが鎮魂歌に聞こえた。
壁は、磁石のように音を吸い寄せて、沈黙している。
壁は、一面に落書きされていた。
ダムハウスの間接照明の薄明かりの下で、
かすかに、『アーバンから、ルーラルへ。リャノから、シェラへ。』と読めた。
壁の向こうでは、今まで見えなかった真実が語られているのだろうか。
ぼくは、ぼく自身のあらゆる血管や、神経を通して、滅び行くものへの鎮魂歌を聞こうとした。
「何もない気がする。」
「何も残らないきがする。」
エコーだ。
「まず、自分の欲しいものから、壁に書きなさい。」
壁には、黒い花びらが一輪。
その声は壁の向こうから聞こえて来た。
「反響測定は、訓練すれば、人間も出来るのよ。」
彼女は、宙の声を聞くことができる。
「メロンのように、頭を柔らかくしなさい。」
人は種を蒔き、感情を育て、その実を食べる。
壁の前では、すべてが鎮魂歌に聞こえた。
壁は、磁石のように音を吸い寄せて、沈黙している。
壁は、一面に落書きされていた。
ダムハウスの間接照明の薄明かりの下で、
かすかに、『アーバンから、ルーラルへ。リャノから、シェラへ。』と読めた。
壁の向こうでは、今まで見えなかった真実が語られているのだろうか。
ぼくは、ぼく自身のあらゆる血管や、神経を通して、滅び行くものへの鎮魂歌を聞こうとした。
「何もない気がする。」
「何も残らないきがする。」
エコーだ。
「まず、自分の欲しいものから、壁に書きなさい。」
壁には、黒い花びらが一輪。
その声は壁の向こうから聞こえて来た。
「反響測定は、訓練すれば、人間も出来るのよ。」
彼女は、宙の声を聞くことができる。
「メロンのように、頭を柔らかくしなさい。」
人は種を蒔き、感情を育て、その実を食べる。
温暖化時計
「タンベはあるか?」と、制服の男が(日本人かを確かめるように)教授に言った。
「みんなになった。」
篠つく雨を受けながら、二人は寺院の外で、対峙していた。
「男を磨いたな。」
制服の男たちは、『男を磨いて、時代と生きる。』と言いながら、世間を欺いている。
二人は、和解しがたく、遠く離れた極にいた。
それでも、二人は距離を測ろうとして、制服の男は、あるように拳を見せかけ、教授はこぼれやすい刃を抜こうとしていた。
制服の男は、おめこみたいに目を細めて笑い、教授は大学に流れていた祈りに似た歌を口ずさんだ。
『我々は、偉大な時代に生きている。』と、右翼政党党首は、若者に語りかけた。
熱波と不況の時代に、情熱を持って若者に政治を語りかける人物は、右翼政党党首しかいなかった。
熱波という不況風が吹く中、職を失った下積み労働者達より、大学出のエリートや、インテリ達に、その職を狙われ出している労働階級の子弟達の支持を、右翼政党は取り付けていた。
『誇りを持っていいのだぞ。』と、党首は若者にエールを送った。
『ひとつの時代。ひとつの民族。ひとりの総統。」をスローガンに。
「みんなになった。」
篠つく雨を受けながら、二人は寺院の外で、対峙していた。
「男を磨いたな。」
制服の男たちは、『男を磨いて、時代と生きる。』と言いながら、世間を欺いている。
二人は、和解しがたく、遠く離れた極にいた。
それでも、二人は距離を測ろうとして、制服の男は、あるように拳を見せかけ、教授はこぼれやすい刃を抜こうとしていた。
制服の男は、おめこみたいに目を細めて笑い、教授は大学に流れていた祈りに似た歌を口ずさんだ。
『我々は、偉大な時代に生きている。』と、右翼政党党首は、若者に語りかけた。
熱波と不況の時代に、情熱を持って若者に政治を語りかける人物は、右翼政党党首しかいなかった。
熱波という不況風が吹く中、職を失った下積み労働者達より、大学出のエリートや、インテリ達に、その職を狙われ出している労働階級の子弟達の支持を、右翼政党は取り付けていた。
『誇りを持っていいのだぞ。』と、党首は若者にエールを送った。
『ひとつの時代。ひとつの民族。ひとりの総統。」をスローガンに。
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温暖化時計
ダムハウスは、終夜営業でブルーズを売る店だ。
夜は暗くて、地下鉄の乗り場も探せないほどだったから、終夜営業が売りものになった。
灯火管制された町の中で、ダムハウスは石炭より熱いストレートブルーズと安い酒を売っていた。
ストレートブルーズは、喉が渇いた時のコップ一杯の水みたいな添加物のない音楽だ。
「キャノンに出会ったことはあるかい?」
「ない。」
グリーンワークが、2009年以来、キャノンとの対話を続けていることは知っていた。
「キャノンが変われば、日本も変わる。」とグリーンワーカは言っていた。
安い酒と、タフな音が身体を巡って行く。
就職活動で、ガーデンエタノールコミュニティを訪れてから、1年の間に様々な出来事があった。
「占い師のテーブルに行ってみないか?」と、エコーが言った。
道案内をしてくれた老人の姿はすでになく、
「バーカ」という木霊だけが、耳元に残っている。
夜は暗くて、地下鉄の乗り場も探せないほどだったから、終夜営業が売りものになった。
灯火管制された町の中で、ダムハウスは石炭より熱いストレートブルーズと安い酒を売っていた。
ストレートブルーズは、喉が渇いた時のコップ一杯の水みたいな添加物のない音楽だ。
「キャノンに出会ったことはあるかい?」
「ない。」
グリーンワークが、2009年以来、キャノンとの対話を続けていることは知っていた。
「キャノンが変われば、日本も変わる。」とグリーンワーカは言っていた。
安い酒と、タフな音が身体を巡って行く。
就職活動で、ガーデンエタノールコミュニティを訪れてから、1年の間に様々な出来事があった。
「占い師のテーブルに行ってみないか?」と、エコーが言った。
道案内をしてくれた老人の姿はすでになく、
「バーカ」という木霊だけが、耳元に残っている。