温暖か時計

2009年11月28日

11月の空。
ミツバチが飛んでいる。
飛んでいるミツバチは、ほとんどメスだった。
卵管の先が針になっている。
オスは生殖のためだけに存在している。
ふだん環境指標生物として見慣れているミツバチは、メスだ。

ぼくたちは、女性をある種のイメージで考えて来た。
だから、相手に思いが通じない。

神から情熱を授けられた男と女がいる。
月明かりの中、夜の帳も怖くなかった。
彼は、病に打ち勝つことはできなかったが、歌声を残した。
彼女は、生き直すことを選んだ。
「わが子の命を救いたまえ。」
アメリカン・フィールド・サービスは、戦時中に傷病兵を救助した米野戦奉仕団から生まれた。
晴美の原風景だ。

妖精のように、多くの人に幸せを振りかけている。
ハルミが誕生したのは、父親が野戦病院で死んだ翌日だった。
父親は、炭素病でも、黒死病でもなく、マラリアに感染して死んだ。

30年後のぼくは、ハルミに出会った。
明るい笑顔、優しい心、人を思いやる態度に、元気をもらっている。



Posted by グリーンワーク at 22:19│Comments(0)
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