花はどこへいった
2010年02月28日
窓打つ嵐に、夢から覚めた。
どんな船も、いつかは沈む。
『目覚めよ。』と、呼ぶ声が聞こえる。
海を渡って、荒野にたどり着いた。
初めての国。
この国では、
民衆を、
命令に従わせることは出来ても、
民衆に、
命令を理解させることは出来ない。
と、云われて来た。
夜の風が訊いた。
「どこから、来たの?」
「仕事は?」
「名前は?」
いくら遠くへ逃れても、消えぬ痛みと知った。
「何をしたの?」
彼女は、
婚外交渉で、追放されてから、
転んでも、躓いてもいいから、歩く速さで生きようと、決めた。
ぼくも、
植物が、地球を変えてきたように、
どんな船も、いつかは沈む。
『目覚めよ。』と、呼ぶ声が聞こえる。
海を渡って、荒野にたどり着いた。
初めての国。
この国では、
民衆を、
命令に従わせることは出来ても、
民衆に、
命令を理解させることは出来ない。
と、云われて来た。
夜の風が訊いた。
「どこから、来たの?」
「仕事は?」
「名前は?」
いくら遠くへ逃れても、消えぬ痛みと知った。
「何をしたの?」
彼女は、
婚外交渉で、追放されてから、
転んでも、躓いてもいいから、歩く速さで生きようと、決めた。
ぼくも、
植物が、地球を変えてきたように、
Posted by グリーンワーク at 05:22│Comments(1)
この記事へのコメント
金もうけの目的で、太陽も風も雨もない部屋に閉じ込められて育ち
ある日、いきなり首を刈られ
寒くて暗い箱に押し込まれて
見知らぬ人の店に並べられて
淀んだ水を吸わされながら
物欲しげな人々の視線にさらされて
買われることも、飾られることもなくゴミ箱に入れられ
熱く燃える炎に投じられる
哀れな花に祈りを
ある日、いきなり首を刈られ
寒くて暗い箱に押し込まれて
見知らぬ人の店に並べられて
淀んだ水を吸わされながら
物欲しげな人々の視線にさらされて
買われることも、飾られることもなくゴミ箱に入れられ
熱く燃える炎に投じられる
哀れな花に祈りを
Posted by 花は? at 2010年02月28日 12:12