花はどこへいった

2010年03月28日

わたしは、種をまき、感情を育て、その実を食べる。

子供は、10才までに土と親しまなければ、土をいじらなくなる。
政治と経済が作り出した3才児神話の国を、わたしはしかたなく後にした。

アラル海が干上がったニュースが流れていた。
世界4位、琵琶湖の100倍の湖。
現状維持か、復元かの議論が続いていた。
ペリカンなど生態系の破壊は、積み木崩しとなって行く。
ペリカン通信は、世界に波及する。
持続可能な経済か、持続可能な地球環境か。
人間は欲望に忠実だ。

同じ日、経済産業省は「CO2の25%削減に向けて、自家用車の50%を電気自動車にする。」政策を国民に発表した。
優先すべきはEUのように公共交通への誘導であり、消費の誘導は景気対策でしかない。
温暖化は、環境問題だから、経済では今日まで解決できなかった。
ブッシュが育てた環境経済学者は、答えも告げずに、姿を消してしまった。
この国の特異さは、家庭からのCO2排出は全体の2割程度に過ぎない。
ウサギ小屋で暮らす国民の消費だけで25%削減はできない。
上位200事業所だけで、CO2排出の過半数を出している。
マイナス6%の受け入れる条件として、通産省は産業に削減を強制しないと、経団連と密約を交わしていた。
25%削減なら、生産拠点を海外に移転すると、経団連は発表している。

一度、嘘をつくと、限りなくウソは繰り返される。
3才児神話のように。

温暖化の被害は、感染症の拡大と、水不足や食糧不足として顕著化する。
娘を連れての船旅。
窓打つ嵐に、
「まだ、大丈夫。」と、呼ぶ声がする。



Posted by グリーンワーク at 08:10│Comments(0)
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