昨年の平均気温

2009年01月03日

新年明けましておめでとうございます。
昨年の日本の平均気温が平年より0.2℃高かったことが気象庁より発表されました。
すでに、20世紀の100年間に世界の平均気温は約1℃上昇しています。
地理的には1℃の上昇は南に150km移動したことになります。
IPCCのA1(高成長社会)シナリオでは、2015年に世界の平均気温は産業革命まえより1.5℃上昇すると予測されています。
1.5℃は自然が再生できなくなる閾値です。
2℃は人間が適応できなくなる閾値といわれています。
CO2は自然界に吸収されるまでに200年以上大気中に留まります。
現在の気温上昇は、過去に排出したCO2を起源にした温室効果によると考えられます。
洞爺湖サミットで決められた2050年までにCO2排出を半減させる目標や、
レスターブラウンが提唱する2020年までにCO2排出を80%削減する未来の削減では、2015年の1.5℃上昇は避けられません。
しかも、すでに自然のバランスは崩れています。

グリーンワークスでは、2015年までに自然が再生できなくなる過程の観察を吉川湖岸緑地で続けています。(温暖化時計)
昨年、緑地でアキアカネを観察することができませんでした。
アキアカネは気温が30℃を超えると死んでしまうため、夏場は山で過ごし、秋里に下りてきていました。



Posted by グリーンワーク at 07:45│Comments(0)
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