ビジネスとボランティアの意識の違いを感じました。

2009年01月11日

グリーンワークスの活動にいただいた、主に経済活動にまつわる質問にお答えします。
グリーンワーク(環境に配慮した仕事の選択)にご理解いただければ幸いです。

1.「温暖化と人間の活動、切り離してね。」
 温暖化は『環境問題』です。『経済問題』にすり替えていては、解決できません。
温暖化の原因は「エネルギーの大量使用」、「大量生産・大量消費」に起因しています。
『生産』と『消費』という経済活動に起因しているためのすり替えですが、人間活動>経済活動です。
グリーンワークスの主張は『私たちに必要なものはすべて大地から生み出されている。』です。

2.「農業の復興を主張するなら、株式会社農業でも興して、アホボケ企業がリストラした人達を雇ったらどないです?」
 ① オバマ米大統領の「グリーンニューデール」に注目が集まっています。
  温暖化は「大量生産・大量消費」に起因していますから、『ニューデール』では温暖化の原因を
  除去できません。
  IPCCのA1(高成長社会)シナリオでは、2015年に産業革命前より1.5℃上昇すると予測して
  います。
  1.5℃は自然が再生できなくなる閾値です。(30%の自然種の絶滅予測もあります。)
  まだ、未開発の技術に期待できません。
  ちなみに、発電構造を変えるのに最低でも10年が必要です。
  IPCCの主張が真実なら、もう手遅れです。
 ② 「非正規社員からは、結婚や『子供』の教育医療機会も奪う」と言われています。
  つまり、「正規社員」と「非正規社員」という『階級』が拡大再生産されています。
  『派遣切り』の問題は、『階級問題』です。
  『温暖化被害』は、都市から難民を生み出すと考えられています。
  グリーンワークスは、「市街地でのコミュニティガーデンから『都市に農村を宅配』し、
  『都市でも食料やエネルギーの自産自消』」を呼びかけています。
  温暖化ははじまっています。
  そして、人間に都合のよい温度では止まってくれません。

3.「省エネ商品売り付けてる割に、工業の減産で電気やガスの消費が減って、電力やガス会社が減収して困るなんてアホな話が、真面目にニュースで流れる世の中。」
 TVからは、連日「CO2を出さない原子力発電」の意見CMが流されています。
 もし、それが事実なら、火力発電をすぐに止めるべきです。
 火力発電を止められないのなら、オール電化を止めるべきです。
 家庭の省エネで、温暖化を止めることはできません。
 国はことさら家庭での省エネを強調していますが、
 家庭からのCO2排出は全体の5%程度にすぎないからです。
 火力発電を止めれば、マイナス6%はすぐに可能です。
 情報を制限して、国民を誘導する政策は危険です。
 地球温暖化防止活動推進員が、「エコ製品」のセールスマンになっているようなら、
 体制翼賛会です。

4.「ビジネスとボランティアの意識の違いを感じました。」「トヨタに圧力かけて、安い農機を製造させるとかさ。

 グリーンワークスは、以下「地球温暖化対策推進法」に基づいた活動をしています。
  1.地球温暖化対策推進法第23条第1項
 都道府県知事は、地域における地球温暖化の現状および
地球温暖化対策に関する知識の普及ならびに地球温暖化
対策の推進を図るための活動の推進に熱意と識見を有する
者のうちから、地球温暖化防止活動推進員を委嘱することができる。
2.温暖化防止活動推進員
 地球温暖化対策推進法第23条第1項に基づき、知事が委嘱。
3.推進員の役割
①地域で地球温暖化防止活動の推進に主体的に取り組む。
②地域住民に対し、地球温暖化対策の推進を図るための普及啓発活動を行う。
③効果的な普及啓発活動を行うために、企画立案、調査研究を行うこと。

 
 
 
 



Posted by グリーンワーク at 11:06│Comments(0)
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