地球工学(山本良一東大名誉教授の講演)
2010年09月10日
ジオ・エンジニアリングとは、地球環境の意図的な操作である。
地球温暖化が二酸化炭素の排出抑制などでは手に負えないほどの事態になった時に、人工的に地球環境を改造する技術を駆使して、緊急対応する。それが、地球工学オプションである。たとえば、太陽光を反射する微粒子を成層圏に散布したり、巨大な人工雲を地球周回軌道に浮かべたりして、地球大気内の熱を下げるオプションだ。
山本良一東大名誉教授の講演を紹介する。
滋賀県と滋賀県グリーン購入ネットワーク主催の講演会
『地球温暖化と低炭素社会への選択』(演者 山本良一東大名誉教授)
ビル・ゲイツは、ジオ・エンジニアリングの研究に450万ドルをすでに投資している。
スチーブン・チュー米国エネルギー庁長官は、全米の道路と屋根を白く塗装する計画だ。
保守派は、緊急に北極の気温を冷却するために、大気圏に亜硫酸ガスを注入することで、 アルベド(albedo とは、天体において外部からの入射光エネルギーに対する反射光 エネルギーの比をいう。反射能(はんしゃのう)ともいう。)を高める計画だ。これは、火山が噴火したことと同様の効果を持つ のである。
亜硫酸ガス散布には、ジェット旅客機の燃料に混合することで、格安で実現可能としている。
ただし、これには副作用があり、地上から青空や星空が見えなくなり、夕焼けが血の色に見える。
米国では、すでに赤くなった空の下での人間の精神状態の研究までなされている。
「米国は、シンボルである大量生産?大量消費すなわち『エネルギーの浪費』を止めることが出来ない。」と主張するネオコンは、『既得権を守る保守とその経済』のために本気でやる気だ。
さらに、この副作用による気候変動からアジアモンスーンが消滅することがわかっている。
さらに深刻なことは、植物の成長や、多様性への影響だ。
恐竜絶滅の冬の時代を再現させるアメリカの暴走に、世界から非難があがっている。
ネオコンの『既得権を守る保守とその経済』のために、この犠牲は正義だろうか?
ネオコンだって、シェルターに入れば、彼らの『既得権を守る保守とその経済』もリセットされるはずだ。
それより、アメリカが膨大なエネルギーの浪費をやめれば済むことだ。
彼らの主張では、
今の地球環境は、「地球が太陽から受けとる光線」と「地球が宇宙へと反射する熱量」の微妙な均衡のうえに成り立っている。地球工学オプションによって、受け取る光線に対する反射熱量の比率を約1%上昇させるだけで、大気中の二酸化炭素濃度が2倍に増えた場合の温暖化を相殺できるほどの効果を期待できる。しかも、成層圏に微粒子をまいた場合を例にとると、温室効果ガス排出削減に要するコストの100分の1かそれ以下で実施できるとの試算がある。
地球温暖化が二酸化炭素の排出抑制などでは手に負えないほどの事態になった時に、人工的に地球環境を改造する技術を駆使して、緊急対応する。それが、地球工学オプションである。たとえば、太陽光を反射する微粒子を成層圏に散布したり、巨大な人工雲を地球周回軌道に浮かべたりして、地球大気内の熱を下げるオプションだ。
山本良一東大名誉教授の講演を紹介する。
滋賀県と滋賀県グリーン購入ネットワーク主催の講演会
『地球温暖化と低炭素社会への選択』(演者 山本良一東大名誉教授)
ビル・ゲイツは、ジオ・エンジニアリングの研究に450万ドルをすでに投資している。
スチーブン・チュー米国エネルギー庁長官は、全米の道路と屋根を白く塗装する計画だ。
保守派は、緊急に北極の気温を冷却するために、大気圏に亜硫酸ガスを注入することで、 アルベド(albedo とは、天体において外部からの入射光エネルギーに対する反射光 エネルギーの比をいう。反射能(はんしゃのう)ともいう。)を高める計画だ。これは、火山が噴火したことと同様の効果を持つ のである。
亜硫酸ガス散布には、ジェット旅客機の燃料に混合することで、格安で実現可能としている。
ただし、これには副作用があり、地上から青空や星空が見えなくなり、夕焼けが血の色に見える。
米国では、すでに赤くなった空の下での人間の精神状態の研究までなされている。
「米国は、シンボルである大量生産?大量消費すなわち『エネルギーの浪費』を止めることが出来ない。」と主張するネオコンは、『既得権を守る保守とその経済』のために本気でやる気だ。
さらに、この副作用による気候変動からアジアモンスーンが消滅することがわかっている。
さらに深刻なことは、植物の成長や、多様性への影響だ。
恐竜絶滅の冬の時代を再現させるアメリカの暴走に、世界から非難があがっている。
ネオコンの『既得権を守る保守とその経済』のために、この犠牲は正義だろうか?
ネオコンだって、シェルターに入れば、彼らの『既得権を守る保守とその経済』もリセットされるはずだ。
それより、アメリカが膨大なエネルギーの浪費をやめれば済むことだ。
彼らの主張では、
今の地球環境は、「地球が太陽から受けとる光線」と「地球が宇宙へと反射する熱量」の微妙な均衡のうえに成り立っている。地球工学オプションによって、受け取る光線に対する反射熱量の比率を約1%上昇させるだけで、大気中の二酸化炭素濃度が2倍に増えた場合の温暖化を相殺できるほどの効果を期待できる。しかも、成層圏に微粒子をまいた場合を例にとると、温室効果ガス排出削減に要するコストの100分の1かそれ以下で実施できるとの試算がある。
Posted by グリーンワーク at 20:44│Comments(0)