私たちに必要なものはすべて大地から生み出されています。
2010年09月20日
農の連続講座『炭素循環』 by 森田清和さん(ユリサファーム)
on9月18日 at百菜劇場 in小舟木エコ村
窒素重視の近代農業から、炭素重視の有機農業へ
窒素循環(ちっそじゅんかん、Nitrogen cycle)は、
窒素とこれを含む構成要素の 間の変換について記述するもので、生物地球化学的循環の一部をなします。
窒素は、タンパク質などの構成元素の一つとして生命現象を支えていますが、多くの生物は自ら大気中の窒素ガスを利用することはできず、ほとんどの植物は窒素がアンモニウム塩や硝酸塩などの化合物となることによって、これを利用することができるようになります。
植物には、口がないので、イオン交換で、窒素も、水も、根から吸い上げます。
ところが、植物を育てるため、人工的に窒素肥料を作り出すようになって、この循環が 破綻し始めました。
当然ながら、自然界では処理仕切れない窒素化合物が土壌に残って しまい、「水や野菜が危ない」というような状態にまでなっています。
ところで、空気中には、窒素は80%も存在しますが、二酸化炭素は0.04%しか存在しません。
Posted by グリーンワーク at 21:48│Comments(0)