花はどこへいった

2010年11月22日

無垢な少女(おとめ)を生贄にしていた。

何日も、この宿屋にとまって、壁画の模写を続ける画家がいる。
権力に追われた逐客だった。
「雨は、不吉だ。」
足を滑らせれば、死を意味する。
氷りついた足元は滑りやすい。
「ここからが、正念場だ。」

翌日、祈りが通じたのか青空が顔をのぞかせる。
今でも美しい水の湖、母体、マトリックス。
巡礼と、共通の感性を意味づける言霊の共有。
画家が描く「渦巻きと、回転する文様。螺旋。」
「ダンスよ。」
少女はマリア観音像に祈った。
今でも、美しい言葉と礼儀正しい少女の名前はマリーア。
祖先は、鬼だった。

画家は、渡河点に橋があることに気付いた。

戦前、日本には電力会社か100余りあった。
村営の電気事業も行われていた。
戦時中に、国策として、電力会社は集約され、今日の独占状態になった。




Posted by グリーンワーク at 21:10│Comments(0)
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