なぜプルサーマル?(小出裕章京大原子力研究所准教授講演)

2010年12月19日

なぜプルサーマル?(小出裕章京大原子力研究所准教授講演)
そこで起こったことは決して話してはならない。

10月に、NHKは、60年代から日本が原爆製造をしようとしていたと報道特集をしました。
政府も、その事実を追認しました。

60年代から、日本は原爆の原料のプルトニューム製造のための高速増殖炉の建設をめざしてきました。
でも、高速増殖炉もんじゅは、いまだに実用化のめどがたっていません。

日本は、原爆保有国の英仏で、プルトニュームを作ってもらいました。
しかし、米国をはじめ国際原子力機関(IAEA)は、日本がプルトニュームを持つことを許しませんでした。
日本は、プルトニュームは原子力発電目的の平和利用だと弁明してきました。

もんじゅが完成できないため、プルトニュームを燃やす高速増殖炉でなく、現用の軽水炉を応用したプルサーマルで、ため込んだプルトニュームを燃やさなければならない羽目に陥っています。
軽水炉でプルトニュームを燃やすことは、灯油ストーブで、ガソリンを燃やすことだと小出先生は説明します。

そして、9日、九州電力の玄海3号で、放射能漏れが発生しました。
そこで起こったことは決して話してはならない。
マスコミは口にチャックをしました。

講演を開催した滋賀県保険医協会は、「核廃棄物を地下に埋めれば安全という標語コンクールで優勝した小学生が『安全安心の原子力をみんなに知ってほしい。』」という新聞記事にショックを受けたといいます。

国民は情報を制限され、誘導されています。
小出先生も、公安警察の監視下にあります。

10月のNHK報道は、追い込まれた日本の原爆製造を国民に追認してもらう狙いがあったのではと、小出先生は考えています。

温暖化問題と、CO2を出さない原発の問題は似て非なるものです。
感染症の拡大と、食糧問題。
温暖化は、既得権を守る保守と、その経済をリセットします。
しかし、気候変動、気候戦争は、日本の原爆製造とリンクしようとしています。




Posted by グリーンワーク at 21:49│Comments(0)
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