温暖化特別委員会

2011年07月15日

温暖化特別委員会へ
昨日は高温警報がでましたね。
異常気象の定義は、30年に一度起こるか起こらないかの異変です。
私たちが若かった30年前、7月の気象は暑くても30度を超えるくらいでした。
4年前、IPCCは地球温暖化がすでに始まっていることを発表しました。
以来、7月の35度超えは毎年のこととなり、異常気象と呼べなくなりました。

日本では、温暖化を異常気象と呼んで来ましたが、
異常気象は一年ごとの異変です。
日本でも、もう温暖化を、気候変動と呼ぶべきです。
気候変動は年々悪化します。

国内の温室効果ガスの過半数は、上位200事業所から排出されています。
経団連は、生産拠点の海外移転をちらつかせながら、
乾いた雑巾論で、自主行動を譲りませんが、
これは省エネだけでは、温暖化を解決出来ないことを意味しています。

夏の高温が原因の米の白濁化現象は10年前から、すでに発生しています。
温暖化をすでに止めることは困難かもしれません。
滋賀県でも、早く産業にメスが入れられず時間が経つほど、
2030年の50%削減は急激なものとなり、社会混乱を招きます。

温暖化対策は、未来の新しい技術に期待できません。
先送り出来ないことを昨日の高温警報は教えてくれています。
まずは、企業の温室効果ガス排出量を公表することから始めるべきです。

それでも、温暖化を止められないのなら、食糧自給率を上げる政策が必要です。
気候変動で、感染症の拡大と、食糧問題が顕著化します。
世界はもう食糧と農地の囲い込みを始めていることを
先月のG20農相会合は伝えています。



Posted by グリーンワーク at 20:01│Comments(0)
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