故郷の自然をテーマにしたビオトープ

2009年06月29日

吉川湖岸緑地は、今年度から、民間の指定管理者を迎え、新しく造園関係団体の研究会が公園の除草を始めました。
この団体で草刈を指揮しているのは、ゴルフ場で芝管理をしている方たちでです。
昨夏まで、ヤブツルアズキやウナギツリなどが繁茂していた育成林も、芝生の広場同様にきれいに刈り取られています。
吉川湖岸緑地は、故郷の自然をテーマにしたビオトープで、希望が丘のような芝生の広場ではありません。
下草のない林はドイツの自然などヨーロッパの風景です。
吉川の自然を再生させるビオトープ(生き物の棲む場所)としての育成林を、洋風に造園化させることには反対です。

都市公園化の工事で群落を消失したオカトラノを唯一残している竹の疎林も度重なる草刈で、オカトラノオを失うピンチです。
グリーンワークスは、指定管理者や、造園団体の研究会と協議のうえ、オカトラノオの疎林を自主的に管理することにしました。
本来、指定管理者から、草刈を請け負っている研究会が、オカトラノオを残したいのなら、グリーンワークスで草刈をしろというのも本末転倒ですが、造園団体とのパワーバランスの結果ゆえの選択でした。

故郷の自然をテーマにしたビオトープ

今後、造園団体による重機を使ったくい抜きなどオカトラノオの自生地は、ピンチが続きます。

グリーンワークスは、温暖化時計(2016年までに温暖化で自然が再生出来なくなる過程の観察)を続けています。



Posted by グリーンワーク at 00:35│Comments(0)
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