グリーンワーク活動方針

2011年12月11日

2013年以降の温室効果ガス排出枠を決めるポスト京都議定書を決める国連のCOP17は、1日延長されましたが、10日昼時点でも最終合意に至らず、参加した各国の閣僚は相次いで会場を後にし始めました。
日本政府も京都議定書から事実上撤退を表明しています。
経済・国益を優先させた結果だと考えられます。

COP15,16では、温度上昇を2℃以下にするとの確認だけがされて来ました。
100年前と比べて世界の平均気温が2℃上昇は、人間が適応できなくなる閾値です。
1.5℃上昇は、自然が再生できなくなる閾値です。

今秋~初冬にかけて、自然界で異変の兆しが表れています。
すでに、吉川緑地レポートで紹介しているツボスミレや桜の返り咲きのほかにも、
① 四季咲きのセイヨウタンポポでなく、春先に咲くニホンタンポポの開花。
② ウグイスがチッチという地鳴きにでなく、ホウホケキョという繁殖期の夏声で鳴いている。
など、異変が全国各地から報告されています。
自然は、確実に再生のバランスを失おうとしています。

温暖化はすでに始まっているので、止めることはできません。
今、プレーパークに集まってくれる子供たちが大人になる頃、
気候変動は確実に激しさを増していきます。

グリーンワークは、吉川緑地でのパークサポータ活動を通じて、
① ナショナルトラスト     植生観察区域などで、失われる自然の保護。
② プレーパーク『+自然学校』 子供たちと自然の中で、遊びながら学ぶ。
の活動をしてきました。

COP15~17の結果を踏まえて。
グリーンワークの活動方針を
① 温暖化時計 自然が再生出来なくなる過程の観察と、保護。
② プレーパーク 将来、気候変動のサバイバルを生き抜く子供たちへの支援。

温暖化で、感染症の拡大と、食糧問題が顕著化します。
環境省は、今冬も、冬鳥の糞調査をはじめ、鳥インフルエンザの警戒を強めています。
すでに、シベリアなどの繁殖地では、鳥インフルエンザが蔓延していると考えられています。

グリーンワークは、温暖化時計と、プレーパークを通じて子どもたちの将来への支援を続けて行く活動方針をもって、県にボランテア活動グループと、温暖化対策活動申請を行います。
今後とも、ご支援、ご参加をお願いします。



Posted by グリーンワーク at 08:45│Comments(0)
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