『ガーデンエタノールコミュニティ』1年のふりかえり
プロローグ
今年は、昨年より2か月早く「環境省の『地球温暖化防止に係る国民運動におけるNPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業』募集」(メディア助成)が始まった。
昨年8月、パートナーとしてメディア助成に応募してくれるメディア探しから、『ガーデンエタノールコミュニティ』の1年は始まった。
背景
洞爺湖サミットで、福田前首相は「2050年に現状比で温室効果ガス排出を60~80%削減」を世界に約束した。
今年12月のCOP15で、日本は「2020年までに温室効果ガスの排出を30%~40%削減」の中期目標を世界に約束する必要があると考えた。
目的
ポスト京都では、日本は従来の家庭での(エコ製品の)消費を前提にした温暖化対策から、さらに踏み込んで生産(でのエネルギー使用)を規制する必要があると考えている。
しかし、日本は京都議定書以降の10年間で、低炭素社会に向けて産業構造を変えて来なかったから、すぐに産業を規制することは困難だが(抵抗があっても)、『都市の浪費』を止めることは可能だ。
都市に農村を宅配
市街地でのコミュニティガーデン(都市型市民農園)から、「都市でも食料やエネルギーの自産自消」を呼びかけ、『都市の浪費』を止めることを提案してきた。
A1(高成長社会)シナリオを、B2(地域共存型社会)シナリオへ転換させれば、温度上昇カーブを鈍化させることができる。
ガーデンエタノール
コミュニティガーデンで栽培したサツマイモとキクイモから、エチルアルコールを醸造できると考えている。
京都新聞
京都新聞をパートナーに環境省のメディア助成に応募した。助成に当選できれば、京都新聞でキャンペーンを行い、京都市内でコミュニティガーデンを作る計画だった。
キャンペーン
メディア助成に落選をしたため、野洲・守山図書館などでのキャンペーンを自前で行った。その結果、毎日新聞やNHKなどからインタビユを受けることができた。
しかし、力不足で
市街地でのコミュニティガーデン作りは今も実現していない。
また、エチルアルコールを醸造してくれる醸造所もまだ見つかっていない。
国民の判断
キャンペーンをとおして、「温暖化の解決を国民が直接判断」すべきだと提案してきた。
政府の「地球温暖化問題に関する懇談会」の世論調査では、「90年比7%減」への支持が最も多く、45.4%にのぼった。
「7%減」の国民の判断は温暖化を容認するものだ。
結果
『ガーデンエタノールコミュニティ』は、キャンペーン以降の実行段階で成果なく失敗でした。
エピローグ
首相は、6月10日、2020年までの日本の中期目標について、『1990年比8%減』を表明した。
この中期目標は人間が適応できなくなる閾値の2℃以上の温度上昇を容認している。
『ガーデンエタノールコミュニティ』の提案は、国民の耳にかかることはなかった。
残念だが、日本の判断は、人類を絶滅の淵に連れて行くものだ。
つづく
12月のCOP15で、日本の主張が通るとは思えない。
ポスト京都の枠組み次第で、日本の企業は工場を規制の緩い海外に移転させると考えられる。
『ガーデンエタノールコミュニティ』はCOP15以降、ノアの方舟のチケットを持たない方たちと温暖化のサバイバルを生き抜きたい。
今年は、昨年より2か月早く「環境省の『地球温暖化防止に係る国民運動におけるNPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業』募集」(メディア助成)が始まった。
昨年8月、パートナーとしてメディア助成に応募してくれるメディア探しから、『ガーデンエタノールコミュニティ』の1年は始まった。
背景
洞爺湖サミットで、福田前首相は「2050年に現状比で温室効果ガス排出を60~80%削減」を世界に約束した。
今年12月のCOP15で、日本は「2020年までに温室効果ガスの排出を30%~40%削減」の中期目標を世界に約束する必要があると考えた。
目的
ポスト京都では、日本は従来の家庭での(エコ製品の)消費を前提にした温暖化対策から、さらに踏み込んで生産(でのエネルギー使用)を規制する必要があると考えている。
しかし、日本は京都議定書以降の10年間で、低炭素社会に向けて産業構造を変えて来なかったから、すぐに産業を規制することは困難だが(抵抗があっても)、『都市の浪費』を止めることは可能だ。
都市に農村を宅配
市街地でのコミュニティガーデン(都市型市民農園)から、「都市でも食料やエネルギーの自産自消」を呼びかけ、『都市の浪費』を止めることを提案してきた。
A1(高成長社会)シナリオを、B2(地域共存型社会)シナリオへ転換させれば、温度上昇カーブを鈍化させることができる。
ガーデンエタノール
コミュニティガーデンで栽培したサツマイモとキクイモから、エチルアルコールを醸造できると考えている。
京都新聞
京都新聞をパートナーに環境省のメディア助成に応募した。助成に当選できれば、京都新聞でキャンペーンを行い、京都市内でコミュニティガーデンを作る計画だった。
キャンペーン
メディア助成に落選をしたため、野洲・守山図書館などでのキャンペーンを自前で行った。その結果、毎日新聞やNHKなどからインタビユを受けることができた。
しかし、力不足で
市街地でのコミュニティガーデン作りは今も実現していない。
また、エチルアルコールを醸造してくれる醸造所もまだ見つかっていない。
国民の判断
キャンペーンをとおして、「温暖化の解決を国民が直接判断」すべきだと提案してきた。
政府の「地球温暖化問題に関する懇談会」の世論調査では、「90年比7%減」への支持が最も多く、45.4%にのぼった。
「7%減」の国民の判断は温暖化を容認するものだ。
結果
『ガーデンエタノールコミュニティ』は、キャンペーン以降の実行段階で成果なく失敗でした。
エピローグ
首相は、6月10日、2020年までの日本の中期目標について、『1990年比8%減』を表明した。
この中期目標は人間が適応できなくなる閾値の2℃以上の温度上昇を容認している。
『ガーデンエタノールコミュニティ』の提案は、国民の耳にかかることはなかった。
残念だが、日本の判断は、人類を絶滅の淵に連れて行くものだ。
つづく
12月のCOP15で、日本の主張が通るとは思えない。
ポスト京都の枠組み次第で、日本の企業は工場を規制の緩い海外に移転させると考えられる。
『ガーデンエタノールコミュニティ』はCOP15以降、ノアの方舟のチケットを持たない方たちと温暖化のサバイバルを生き抜きたい。
Posted by
グリーンワーク
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00:38
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