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Posted by 滋賀咲くブログ at

温暖化時計

2009年09月25日

二本の弦をヒットさせるシンプルなリフのギターで、ハルミは歌っていた。


どこから、怒号と、暴力が飛んでくるかわからないピケ隊の中で、ハルミの歌は流れ始めた。



2016年、2月。
真冬の夏日、ぼくは兵士だった。
ノアの方舟のゲートが閉まろうとしていた。
ぼくは、乗り込もうとする労働組合員を蹴落としていた。

情況と同じように混乱したシュプレヒコールの中で、群衆は一瞬身を引き締めてから、どよめいた。
それは、どんな永遠よりも長く思える一瞬だった。

野次と、怒号と、暴力と、精霊たちのコペルニクス的展開が始まった。




Posted by グリーンワーク at 06:01 Comments( 0 )