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Posted by 滋賀咲くブログ at

花はどこへいった

2010年04月19日

おじちゃんは、わたしとママのパパになってくれるんでしょう?」

ルーシーは、懸命にプライドを守ろうとしていた。
その繊細で、無邪気な顔に塗りたくったメークは、まるで仮面だった。
誰も気付かないけれど、仮面の下は15歳で止まっている。

「私たちは、パートナーよ。」
ダイヤの指輪を贈った。

「パパになってくれたら、悲しんでばかりいたわたしとママを笑わせてくれるのでしょう?」
その距離、およそ5m。
安重根は居場所を探していた。

「東方を征服せよ。」
鳥の聞きなしだった。
満開の桜と、白鳥が同居している。
春なのに、西高東低の冬型が来ることを、白鳥は知っていた。
田舎暮らしを続けてきたルーシーは17歳で転機を迎えた。

ぼくの背中にも羽が生えるぞ。
空耳が聞こえて来た。




Posted by グリーンワーク at 21:04 Comments( 0 )