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Posted by 滋賀咲くブログ at

温暖化時計

2009年12月06日

腹痛とは違う痛みを感じてから、重い痛みが続いた。
もう無理と思ったが、もう産むしか仕方がないと悟った。

「自分を変えないとダメだよ。」と、民謡好きの父が言った。
民謡は、素朴な生活から生まれた様々な心が唄われている。
「そこにある幸せに、気取ってはいけない。」ことに気付かせてくれた。

父なし子を産んだ母親に、町の人たちは、「母親らしくない。」と言ったが、町の人たちは酔っ払って喧嘩をしたり、不倫を楽しんでいた。
むしろ少女の両親は、平凡で善良なカップルだった。

金がすべてだから、経済的に負け組の人より、裕福な勝ち組の人の方が、もっと裕福になろうとして、お金や、仕事にとらわれて、CO2の25%削減に恐怖を感じていた。
リーマンショックで、工場のラインが止まり、製造業が減産に追い込まれた結果、2008年は2.5%のCO2削減効果があった。
2009年の政府のマニフェスト、CO2の25%削減は、リーマンショックの10倍のインパクトを経済に与える。

ショック状態のなかで、フォローが必要だった。
白黒や、勝ち負けにこだわる人たちが、ハルミの父親を死なせてしまった。
「お金と、命とどっちが大事だ。」と彼は、着剣したライフルを突きつけたぼくに言った。
彼は武士の魂を持ったまま逝ってしまった。
「温暖化徒刑」と、ぼくは叫んでいた。


Posted by グリーンワーク at 18:09 Comments( 0 )