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Posted by 滋賀咲くブログ at

2月の温暖化時計

2009年02月03日

吉川湖岸緑地のムクノ木の疎林にアオサギのコロニーがある。
例年2月末から3月初めにアオサギが集まり営巣をはじめる。
今年は2月2日に1羽のアオサギがコロニー上空をやかましく鳴きながら飛来した。




2月3日には10羽程度がコロニーに集まりだした。
明日は立春とはいえ、まだ、2月が始まったばかり。
暖冬の影響で、今年は1か月早く営巣が始まりそうだ。




温暖化の影響で、冬が短くなる現象が明白になってきている。
IPCCのA1(高成長社会)シナリオでは、2015年に世界の平均気温は産業革命前より1.5℃上昇する。
1.5℃上昇は自然が再生できなくなる閾値といわれている。
30%の野生種の絶滅も予測されている。
政府は「温暖化の被害を最小に食い止めるために中期目標をたてる。」というが、
過去に出したCO2の温暖化効果で、1.5℃上昇は確定されている。
残り70%で生態系を維持できるだろうか?
政治がいう最小被害とは、経済への被害でしかない。
A1シナリオのままなら、2040年ころに2℃上昇することも確定的だ。
2℃は、人間が適応できなくなる閾値といわれている。
2℃で、地球の肺と呼ばれるアマゾンの乾燥化がはじまると予測されている。
グリーンワークスは、2015年までに自然が再生できなくなる過程の観察を吉川湖岸緑地で続けている。
アオサギの営巣が1か月前倒しは、終わりの始まりと考えている。



Posted by グリーンワーク at 19:36 Comments( 0 )