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Posted by 滋賀咲くブログ at

工業技術センター

2009年02月17日

グリーンワークスは、コミュニティガーデンで栽培する、サツマイモ(デンプン系)とキクイモ(糖系)からエタノールを作る計画です。
栗東の工業技術センターの岡田先生(日本酒)から、エチルアルコール(芋焼酎)についてお話を伺いました。
1.醸造所について
(1)ブランドだけで、実際に醸造している酒屋さんが激減している。
(2)滋賀県には芋焼酎の醸造所がない。
(3)県内には、太田酒造か近江酒造が焼酎を作っている。
①芋焼酎の設備がない。
②イモにあった酵母をもっていない。
③食品業種なので、違う品種を扱いにくい。
2.酒税について
①品種ごとに酒税が別々なので、米焼酎の醸造所が芋焼酎を作るには、新たに芋焼酎の負担がかかる。
②エタノールは飲まないので、酒税はかからない。
3.キクイモからエタノールを作れるか?
(1)キクイモのイヌリンはキクイモオリゴ糖(イヌオリゴ糖)となり、果糖をつくれるので、アルコール発酵は可能。
①グルコース(ブドウに15%含まれるので、ワインのアルコール度は15%)②フラクトース(果糖)③シルクロース(砂糖)から、アルコール醗酵ができる。
(2)エタノールには8~10%のアルコールが必要だから、キクイモに20%程度の果糖が必要。
4.酵母の入手が困難。
(1)酵母はすべて学名サッカロスイセスセルビシエデに含まれる。
(2)市販のパン酵母などでは、アルコール発酵の熱で死んでしまう。
(3)アルコール酵母は酒造所が独自に持っており、市販されていない。

エチルアルコール(いも焼酎)はハードルが高い。
聞き取りでの間違いはご容赦ください。
 


Posted by グリーンワーク at 10:06 Comments( 0 )