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Posted by 滋賀咲くブログ at

ノルウエイの森

2011年01月04日

賀正
正月に映画ノルウエイの森を2度観た。

原作ノルウエイの森は長編で、エピソードが多く『深い森に迷い込んだ』ようだったが、トラン・アン・ユン監督の映画はテーマだけを忠実に描いている。

だから、小説では読み切れなかった直子の身体や心や病気のことがよく理解できた。

小説ノルウエイの森が流行していたころ、駒込(映画にも出てくる)に住んでいた。
緑の実家の書店があった大塚とは、2駅だった。
大塚から都電に乗った。
東京で直子のような女性に出会ったことがある。
彼女は玲子といった。

その恋は、ぼくをひどくややこしい場所に連れて行った。

直子は、レイコと、修道院の中の阿美寮で暮らしていた。
小説ノルウエイの森を何度も読み、渡辺を真似て百井の修道院村を訪ねた。
渡部と同じように、京阪三条から京都バスに乗り、花背を超えて、百井から久多を歩いた。
直子と渡辺が愛し合った草原を探して、何度も歩いた。

原作では、直子は鳥小屋で自殺した。
ビートルズのノルウエイの森の副題は「そして彼女は鳥になって飛んでいった。」。
映画と原作はこのシーンが違っている。

ps
何年かして、娘が産まれた。
娘のアミも大人になって、カナダのヴィクトリアに留学している。
昨日、飛び立った。


また、この映画を観たい。
そして、また、花背から、久多まで歩きたい。

そこから何かを学び取ることしかぼくらにはできない。





Posted by グリーンワーク at 22:44 Comments( 0 )