グリーンワーク

世界の平均気温が産業革命前より１．５℃上昇すると、自然が再生出来なく閾値に達します。
１．５℃上昇は過去に出した温室効果ガスで確定しています。
２０１６年頃に到達すると予測されています。
以降３０％の自然種が絶滅すると予測されています。
残り７０％で生態系の維持は困難です。
自然を破壊した文明は滅びます。

２℃上昇は、人間が適応できなくなる閾値です。
２０４０年頃に地球の肺と呼ばれるアマゾンの乾燥化が始まると予測されています。
自然には抑制力があり、極端に進化した種は絶滅します。
地球はひとり占めを許しません。
絶えずバランスをとる方向に抑制力を働かせます。

世界の平均気温は２０世紀の１００年間に０．７５℃上昇しました。
彦根の平均気温は過去１００年間に１．３７℃上昇しています。

1℃上昇は地理的には１５０ｋｍ南下したことになります。
滋賀県は和歌山辺りまで南下しています。
昔みたいに雪が降らない理由です。

温暖化の影響は地域により差異があります。
ユーラシア内部が最も温度が上昇すると予測されています。

今年の冬は観測史上最高の暖冬でした。
ユーラシア内部の高温が原因でした。

ＩＰＣＣには４つの予測シナリオがあり、最悪のＡ１（高成長社会）シナリオ以上に、京都議定書締結以降の１０年間で、温暖化を加速化させたとみる見解が一般的です。

ＣＯＰ１５で米国は自国の責任を認めましたが、日本もこの１０年間米国に追従して来ました。
海外からは米国以上に日本の責任は重いと受け止められています。

日本はいまだに金で解決できると考えているからです。
金は免罪符ではありません。
温暖化の前で、経済は無力です。

温暖化の加速は「ノアの方舟のチケットを持たない」私たちの生存を脅かします。

憲法を盾に「生存権」を主張しても、政治は資本の救済を優先します。
政治イコール経済だからです。

資本には内部保存作用があり、決して内部留保を吐き出そうとはしません。
これが不況の原因です。

経済活動は、人間活動の一部です。
「生存」とは、人間活動そのものです。

温暖化はライフスタイルだけでなく、人間の存在を考え直す機会です。
経済活動が人間活動以上になっていませんか？

温暖化とともに生きるライフスタイルには価値観の転換が必要です。

温暖化の解決を国民が直接判断すべきです。
そして、自己の生存権を主張すべきです。