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Posted by 滋賀咲くブログ at

感染症

2009年05月18日

国内でも、豚インフルエンザが流行の兆しを見せています。

温暖化の影響で、心配されているのが、感染症の拡大です。
マラリアや新型インフルエンザなどが心配されていました。

環境省が昨年出したテキスト『地球温暖化と感染症』(地球温暖化の感染症に係わる影響に関する懇談会)の『おわりに』で、「世界各地で様々な影響が生じはじめていることは、ほぼ間違いないと思われます。はっきりとわかった時は、『もう遅い』のかもしれません。」と述べています。

豚インフルエンザと温暖化の結びつきはわかりませんが、同テキストは「今からでもできる対策を、毎日の暮らしの中に取り入れていくことは、後悔しない有意義な取り組みです。」と結んでいます。

そのためには、ためらうことをせず、情報を開示していくべきです。

今年2月、滋賀県はシンポジュウム「地球温暖化と滋賀県農業」を開催し、10年前から、すでに米の乳白化や、等級劣化などの深刻な温暖化被害が発生していることをようやく認めました。

一昨年、IPCCは温暖化が始まっていることを断定しました。
それ以降、TV番組などを見ても、温暖化の情報は制限されています。

2016年に、地球の平均気温が産業革命前より1.5℃上昇することも、否定されることもなく、口をつぐんでいます。
2008年判の「STOP THE 地球温暖化」(環境省)でも、「すでに生態系に異常が発生してる」ことを認めています。

洞爺湖サミット前、持続可能な経済のため4℃上昇も容認するコンセンサスが成立仕掛けていました。
1.5℃上昇は自然が再生できなくなる閾値、2℃は人間が適応できなくなる閾値です。

情報が制限され、国民は誘導されています。
みんなが口をつぐむから、グリーンワークスは吉川湖岸緑地で「温暖化時計」(自然が再生できなくなる過程の観察)を伝えています。

10年もたってから、滋賀県農業に温暖化の被害が発生していたと公表されても遅いのです。
温暖化は都合のいい温度で止まってはくれません。
TVはスポンサーの代弁をしていますが、温暖化の原因が経済活動にあるのなら排除も必要な時期にきています。

かつて国は「水俣病と水銀の因果関係はない。」とする熊本大医学部教授の論文を支持しました。
唯一の化学系財閥を2社に分割するまでの猶予をもたせる国策だったといわれています。

私たちが声を上げなくては、温暖化は解決には向かいません。
温暖化は環境問題です。
経済問題ではありません。
持続可能な経済のために口をつぐんでいては、温暖化は解決に向かいません。

私たちは吉川湖岸緑地(野洲市吉川)から情報を発信し、声を上げています。
5月31日 13:00~ 吉川湖岸緑地を歩こう
6月28日 13:00~ 電気を使わない音楽会

あなたがレイチェルカーソンの『沈黙の春』の愛読家なら、センスオブワンダーを働かせて下さい。
今年の春沈黙せずに、吉川湖岸緑地で一緒に声を上げましょう。


Posted by グリーンワーク at 22:30 Comments( 0 )