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Posted by 滋賀咲くブログ at

温暖化時計

2009年07月29日

この箱の中には、カラフルなガラスのカケラがいっぱい入っているから、
「美しいけれど、さわると、ケガをするよ。」

「私は、どのカケラが輝いているかで、運勢がわかるの。」
「わたしは、水色が好き。」
「青い空の色ね。」
「かがやいているかな?」
「耀いているけど、深みがなければ、自分を見失うは。」
「それは、どういう意味なの?」

「あなたは、恋の話が聞きたいのかしら?」
「教えて。」
「星が2つ見えるわ。」
「どこに?」
「ほら、隣のグリーンと、奥のイエローよ。」
「グリーンは好きな色だけど、イエローしか見えない。」

「青い空に、星が2つ浮かんでいる。不思議ね。」
「よくないの?」
「心配はしなくていいのよ。昼間に星が見えることは稀なことなの。」
「それで?」
「あなたは直感を信じるタイプかしら?」
「そう。」

「あなたが好きな色は、遺伝的に近い存在ね。身近にいる方よ。」
「誰かな?」
「あなたは、直観で、遺伝的に遠くの方を選んでいる。あなたには見えているのね。」
「イエローは見えている。」
「あなたは、恋人を探す旅に出るわ。夜まで待てないのね。」

グリーンは、精霊の棲む森をイメージさせる。
精霊が祖先なら、遺伝的なつながりを意味している。

ガラスのカケラは、バラバラになった多様性。
ひとつ、ひとつが失われた物語の断片。
まるで秒針のように降り積もっていく。

流れ着いたガラスのカケラをひとつ・ひとつ拾い集めることが占い師の役目。
私は、棘のあるカケラしか拾わない。


Posted by グリーンワーク at 07:30 Comments( 0 )