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Posted by 滋賀咲くブログ at

私たちに必要なものはすべて大地から生み出されています。

2010年09月21日

ところで、空気中には、窒素は80%も存在しますが、二酸化炭素は0.04%しか存在しません。

その二酸化炭素は、大気中だけでなく、炭素の種々の形態で海洋、地中および陸上生物圏にも分布し 、また形態を変えながらそれぞれの間を移動します。大気、海洋、地中および陸上生物圏は炭素の 貯蔵庫と呼ばれ、炭素が貯蔵庫間を交換・移動し形成する循環を炭素循環と呼んでいます。


植物は呼吸で排出した二酸化炭素を葉の下に貯めています。
           光合成    炭水化物 
CO2 + H2O + 光 ⇒ Cn(H2O)m + O2
人工のハウス栽培では、二酸化炭素を、二酸化炭素発生装置で供給しています。

一方、植物は、地中の炭素を、炭素を伴った窒素イオンの形で、根から吸うことができます。
C/N比は、有機物などに含まれている炭素(C)量とチッソ(N)量の比率で、炭素率ともいいます。
C/N比5が無機、C/N比20有機と言われています。
C/N比(炭素率)がおおむね20を境として、それより小さい(つまりチッソが多い)と、微生物による有機物分解の際にチッソが放出され(無機化)、C/N比が大きいと反対に土の中のチッソが微生物に取り込まれる(有機化)といわれています。

日本の土中のC/N比は元々5で、窒素が多く、炭素はより少ない状態です。
窒素重視の無機農業から、炭素重視の有機農業へ。


森田さんのユリサファームでは、キノコの廃培土(菌床として分解されたおがくず)を畑に敷き、炭素とミネラルを供給しています。




Posted by グリーンワーク at 21:46 Comments( 0 )

私たちに必要なものはすべて大地から生み出されています。

2010年09月20日

農の連続講座『炭素循環』 by 森田清和さん(ユリサファーム)
on9月18日 at百菜劇場 in小舟木エコ村

窒素重視の近代農業から、炭素重視の有機農業へ

窒素循環(ちっそじゅんかん、Nitrogen cycle)は、
窒素とこれを含む構成要素の 間の変換について記述するもので、生物地球化学的循環の一部をなします。

窒素は、タンパク質などの構成元素の一つとして生命現象を支えていますが、多くの生物は自ら大気中の窒素ガスを利用することはできず、ほとんどの植物は窒素がアンモニウム塩や硝酸塩などの化合物となることによって、これを利用することができるようになります。

植物には、口がないので、イオン交換で、窒素も、水も、根から吸い上げます。
 
ところが、植物を育てるため、人工的に窒素肥料を作り出すようになって、この循環が 破綻し始めました。
当然ながら、自然界では処理仕切れない窒素化合物が土壌に残って しまい、「水や野菜が危ない」というような状態にまでなっています。

ところで、空気中には、窒素は80%も存在しますが、二酸化炭素は0.04%しか存在しません。




Posted by グリーンワーク at 21:48 Comments( 0 )

テレビ朝日が「異常気象」を特集

2010年09月20日


一昨夜、テレビ朝日が「異常気象」を特集しました。



温暖化で起こっていることは、異常気象ではなく、気候変動です。
気候変動は毎年起こり、年々悪化していくので、私たちは地球に優しいエコな暮らしを続けて行くことが、ますます困難になっていきます。

一昨夜、テレビ朝日が「異常気象の特集」を放映しました。
温暖化懐疑論者が、ジオ・エンジニアリングで「破局の遅延」を目指す保守派にコペルニクス的転換をしたことと関係があるのではないでしょうか。
カーボンロビーと呼ばれる懐疑論者の多くは経済界の人達でした。
「国民は、情報が制限され、誘導されている。」と、感じて来ましたが、
マスコミの大手スポンサーが懐疑論から転換したことで、マスコミも重い口を開くことを期待します。
一方で、IPCCなどが言っているほど、「温暖化の被害は悪くならないのではないか。」と言う新たな懐疑論が産まれています。

温暖化がもたらす『気候変動』は、時間的、空間的に、地球規模の現象なので、様々な意見がでます。
ただし、温暖化は、IPCCがシュミレーションした最悪ケースのA1シナリオ以上に、進行しているとの見方は一般的です。

そして、温暖化は利害関係者が地球規模で、「温暖化対策は経済を制限させる。」と多くの人が恐れています。
革命派であれ、保守派であれ、温暖化は既得権を守る保守とその経済をリセットさせることに違いはありません。

世界では、温暖化を『気候変動』『低炭素経済』として考えられています。
『気候変動』を『異常気象』と言い換えることは、保守派の「破局の遅延」的発想でしょう。
『低炭素経済』を『低炭素社会』と呼び変えるのも、経済の問題を社会にすり替えています。


Posted by グリーンワーク at 07:59 Comments( 0 )

花はどこへいった

2010年09月18日

忘れたことは、思い出さなければ、脳は死んで行く。
それぞれの夏があった。

終わらない夏。
終末の遅延。
神の意志が伝えられないまま、
匂いが変わる、風向きが変わる。

「やつは、バイオパラシー(生物資源泥棒)だった。」
カントリージェントルマン、田舎弁護士、プラトーンリーダ。
プラントハンターは、変わり身が早く、誰とでも手を組んだ。
フラワーショーで、「メジャーと呼ばれた。」
変形樹の土地で、薄雪草を探していた。

そして、オウムの嘴にやって来て、渡河点を見つけた。
その人は、手にみずかきがついている。
フラワーピープルだった。
「目覚めよ。」と呼ぶ声がする。
間違いや、挫折がない人を信頼できない。



Posted by グリーンワーク at 20:15 Comments( 0 )

気候変動法

2010年09月18日

英国の気候変動法は、低炭素経済への移行を目的に作られた法律。

気候変動法の目的は、その前書で具体的に記載されている。
英国の2050年における温室効果ガスの排出目標を設定し、そこに至るプロセスとして5年ごとのカーボン・バジェットと呼ぶ炭素収支の考え方を導入し、気候変動委員会を設置し、排出削減のための新たな排出量取引を導入する権限を付与することと、温暖化の影響に対する適応策をとっていくことをその目的に掲げている。

気候変動法によって英国は2020年までに34%、2050年までに80%という温室効果ガスの削減目標に法的拘束力を持たせ、目標を達成するために、5年毎のカーボン・バジェット(排出上限)を導入しました。現在、各省庁が協力しながら低炭素経済への移行を図っています。



Posted by グリーンワーク at 14:06 Comments( 0 )